前回お届けした【水道代の節約術】でも取り上げた食洗機=食器洗い乾燥機。
今日はその食洗機について詳しくお話しましょう。
わが家が食洗機を購入した理由は、やはり「節約効果」でした。家電メーカーによれば、手洗いの場合にかかる費用(光熱費・水道代・洗剤代など)は約5万円。
一方、食洗機を使用した場合は約2万円。1年間で約3万円が節約できることになります。
もちろん、試算通りにいかないとは思いましたが、ある程度の節約効果が確実に期待でき、手荒れの心配もなく、家族の団らんの時間が増えるのなら、食洗機は迷わず「買い」だと思いました。
食洗機は本当に種類がたくさんあります。値段も3万円〜10万円とピンキリ。
わが家が食洗機を購入したのは平成16年ですが、当時のほぼ最新機種の中から5万円のものを選びました。
安くてもあまり古い機種では節約効果が低いですし、あまり高すぎても「元がとれない」「使わないような機能がたくさんついている」ということもあります。
「節約効果」と「値段」のバランスを考えて選びましょう。
「節約効果」と「値段」のバランスで、自分にとっての相場が決まったら、あとは、「大きさ」と「機能」で自然と決まってくると思います。
「価格ドットコム」などのクチコミも参考になります。
まず「大きさ」ですが、吊り戸棚があるお宅は高さも要チェックです。流し台にはどうしても置けない!という方は、シンク脇かシンク上に棚を設置して置く方法もあります。
また、置けたとしても向きが制限されることも。前開き、上下開き、引き出し式など、さまざまな開き方があるので、自分にとって使い勝手のいいものを選ぶといいと思います。
大きさが決まったら、できるだけ収容量の多いものがおすすめです。まとめて洗う方が節約効果が高いので、2人家族で6人用を買ったとしても、洗う回数が1日1回で済めば大きすぎるということはないと思います。
間違っても、いくらキッチンが小さいからと言って、4人家族で2人用の小さい食洗機を買ってはいけません。結局は大半の食器を手で洗うことになるので節約効果が期待できません。
次に「機能」ですが、優先する機能はそれぞれの家庭事情によって異なります。
例えば、「家族の人数が少ないので『少量コース』がついているものがいい」、「赤ちゃんがいるので『高温除菌コース』がついているものがいい」など。
わが家は節約効果を考えて、「予洗いがいらない」「専用洗剤不要」という点で、「普通の台所用洗剤が使える」タイプと「塩で洗う」タイプが最終候補に残り、結局、音が静かな方にしました。
食洗機はかなりの騒音ですから、キッチンとリビングがつながっている場合は、できるだけ静かな方がいいですよ。
ちなみに、わが家では「乾燥機能」はほとんど使いません。洗浄後、熱いうちにとびらを開けておけば自然に乾きます。電気代の節約にもなりますね。
<注意点>
取り付けるには分岐水栓が必要になるので、賃貸住宅の方は原状回復が可能かどうか事前に確認しておくこともおすすめします。また、特殊な水栓の場合、思ったより部品代や取付料が高くなることがあるので、水栓のメーカー・形状もチェックしておいた方がいいですね。
ちなみに、最近の新築物件には「ビルトインタイプ」の食洗機が主流ですが、市販の卓上型の食洗機のような機能はあまりついていません。卓上型よりも音はかなり静かですが、値段、修理の手間などを考えると、現在のお住まいにこれから取り付けるの
ならば、卓上型の方がいいと思います。
食洗機選び4つのポイント
食洗機を購入する際に必要となるチェックポイントが、紹介されています
食器洗い機考
食洗機の疑問にいろいろ答えてくれいます
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